1.比叡おろし
作詞:松岡正剛
作曲:松岡正剛
風は山から降りてくる
レタスのかごをかかえて
唇はくびれて いちご
遠い夜の街を越えて来たそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの
胸を雪にしてしまいますえ
風は琵琶湖に落ちてくる
北山杉を下に見て
夕焼けは よそゆきマント
光る銀の靴をはいていたそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの
胸を雪にしてしまいますえ
風は今夜も吹いている
死んでは駄目よといいながら
さよならは 小さなみぞれ
そっと京都の闇に捨てて来たそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの
胸を雪にしてしまいますえ
2.さよならを言う前に
3.愛したい 信じたい
作詞:岩谷時子
作曲:岩沢幸矢
愛せない 人を愛せない
僕はどうしたのか
信じない 人を信じない
僕はどうすればいい
油の海を泳いでる
魚よ苦しいか
砂漠の中を逃げて行く
子供は歌わない
生まれたら 生きてることを
しあわせと思いたい
着るものは少しでいいだろ
食べられりゃいいだろ
兄弟よ地球が曲がる
歯車が壊れた
兄弟よ落ちないように
掴まえていてくれ
弱いものいじめはよせよ
嘘つきは針千本
幼な児のほほえみはいい
欲ばりに見せたい
心がネ病気だよ
早く治さなければ
愛を取り返さなければ
※消えかけた夢と勇気を
みんなで集めたら
どこからも嘆きの声が
きこえて来ないだろ※
(※くり返し)
4.恋人中心世界
5.はじめての町
作詞:茨木のり子
作曲:小林啓子
はじめての町に 入ってゆくとき
わたしの心は かすかにときめく
そば屋があって
寿司屋があって
デニムのズボンがぶらさがり
砂ぼこりがあって
自転車がのりすてられてあって
変わりばえのしない町
見なれぬ山が迫っていて
見なれぬ川が流れていて
いくつかの伝説が眠っている
わたしは すぐに見つけてしまう
その町のほくろを
その町の秘密を
お天気の日には
町の空には
きれいないろの淡い風船が漂う
その町で生まれ その町に育ち けれど
遠くで死ななければならなかった者たちの
魂なの
はじめての私にはよく見える
そして わたしは好きになる
日本のささやかな町たちを
水のきれいな町 ちゃちな町
とろろ汁のおいしい町 がんこな町
雪深い町 菜の花にかこまれた町
目をつりあげた町 海のみえる町
男どものいばる町 女たちのはりきる町
6.Today
7.Midnight Love Call
作詞:南佳孝・有川正沙子
作曲:南佳孝
こんな夜なかに電話して ごめんなさい
ただなんとなく 声がききたくて
仕事のおじゃまになると 思ったけど
やっぱり私 かけてしまった
※外は冷たい雨が降る
私 雨はきらい
ひとりでいるのが
とてもいたたまれなくなるから※
少しお酒を 飲んでみたの
気持ちが落ち着くように
今日は何か 変わったことがあったかしら
私は あいかわらずだったわ
(※くり返し)
言いたくて 言えない 言葉ひとつ
「愛してる」とここまで
出かかってるのに
私 肩が少し冷えてきたから
青いセーターでも かけてくるわ
そのまま切らずにいてね お願い
今夜はずっと 話していたいから
(※くり返し)
8.上を向いて歩こう
9.宇宙の子供へラブソング
作詞:山木康世
作曲:山木康世
君は本当によく来たね
町へようこそ この星へ
近所の犬や猫も
裏庭に集まって みんなで花火上げた
葡萄畑に蛍が飛んだ
夏の夜空に星が流れた
北斗七星 オリオン座
夜空を流れる 天の川
君の希望の未来を
みんなで歌った宇宙の子供へラブソング
葡萄畑に蛍が飛んだ
夏の夜空に星が流れた
葡萄畑に蛍が飛んだ
夏の夜空に星が流れた
10.おんな捨てるなよ
作詞:中山千夏
作曲:長谷川きよし
「おんな捨てるなよ」
きみは言ったね
「おんな捨てるなよ」
木漏れ日のなかで
怖いほど優しく抱きしめながら
「仕事がんばれよ でもおんな捨てるなよ」
きみにキスしてわたしは誓う
もちろんけして捨てはしない
そうして熱く愛し続ける きみを
だけど…ああ
勇気がいる
古代まで貫く勇気が
島孕むイザナミよ
太陽のアマテル
月宿すミヤズよ
海開くトヨタマ
そして恋を戦うメドリよ
どうか愛する勇気を贈って
はるか未来のおんなに わたしに
おんな捨てないよ
けれど違うの
わたしが捨てないのは
ハイヒールじゃない
化粧でもないし 微笑でもない
わたしを生きること 自由にいきること
あなた好みも気にかけないで
それでもきみは愛せるかな
自由なおんなを愛せるかな きみは
だから…ああ
勇気がいる
古代まで貫く勇気が
島孕むイザナミよ
太陽のアマテル
月宿すミヤズよ
海開くトヨタマ
そして恋を戦うメドリよ
どうか愛する勇気を贈って
はるか未来のおんなに わたしに
いつか話すよね
勇気もてたら
おんな捨てないで
生きるその意味を
怖いほど優しく抱きしめられて
心流れても でも自由捨てないよ
あなた好みも気にかけないで
そうしてきみを愛し続ける
自由なおんなが愛し続ける きみを
11.I Will Sing
作詞:小坂忠
作曲:小坂忠
あなたの その言葉で どんなに励まされただろう
誰もが だめだと言った でもあなたは出来ると言った
消えかかった灯火を そっと手で包むように
あなたのその一言が 私に勇気をくれた
だから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ち
だから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ち
I will sing, I will sing
冷たく 長い道は どこまで続くのだろう
不安で 寂しくなって 一人で泣いた時も
気がつけばあなたは いつも側にいてくれた
あなたのその微笑みが 私に力をくれた
だから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ち
だから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ち
I will sing, I will sing
だから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ち
だから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ち
I will sing, I will sing
I will sing, I will sing
12.引き潮
作詞:及川恒平
作曲:及川恒平
※引き潮 満ち潮 月は満ち 月はかげり
心は波になる 心は音になる
心は夜になり そして消える
長い夢を見るために 長い夢を見るために※
かぎろい 花の雨 春はまためぐり来る
吹雪にとざされて 言葉もなくしたころ
季節に身をまかせ そして生きる
春の数をかぞえては 春の数をかぞえては
舞姫 歌姫 再びはないものを
過ぎし日に思い馳す いつの世も同じように
時代の片隅に 忘れ去られ
やがて土になるだろう やがて土になるだろう
(※くり返し)
13.ストーカーと呼ばないで
作詞:オオタスセリ
作曲:オオタスセリ
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ
ストーカーと呼ばないで あなたを見てるだけ
通勤電車の 同じ車両 幸せな 毎日
砂を噛むよな 私の暮らしに 明るい日が差した
スーツ姿に 縁なし眼鏡が 自信に満ちていて
あなたをもっと知りたくて 後をつけました
お勤めの会社 わかったので 有給とりました
後は自然に あなたのお家が わかりました
ストーカーと呼ばないで あなたを つけただけ
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ
一人暮らしの カーテンに あなたのシルエット
飽きもしないで 夜中まで 眺めておりました
あなたのお部屋を 眺めるのが 日課になりました
帰りの遅い日は ちょっと 心配になりました
ある日あなたは 女の子連れて 帰ってきました
思いきって 書きました 手紙を書きました
ストーカーと呼ばないで 手紙を 出しただけ
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ
あなたのポストに 手紙を入れるの 日課になりました
ついでにあなた宛の手紙も 毎日読むようになりました
あなたの事 知れば知るほど 夢中になりました
思いきって かけました 電話をかけました
あなたに無言電話をかけるのが 日課になりました
何を話して良いのか 接点がないので
毎日 無言で かけました
ストーカーと呼ばないで 声が 聞きたいだけ
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ
あなたが電話に出なくなり 寂しさが募り
思いきって 作りました 合鍵作りました
あなたのお部屋に 入るのが 日課になりました
いい事 悪いことの区別が全然 つかなくなりました
気がつけば まわりを それは沢山の お巡りさんに
囲まれておりました
でも信じて下さい 私は
あなたが好きなだけでした
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけ
ストーカーと呼ばないで 今でも あなたが 好きなだけ
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